パンの世界大会「モンディアル・デュ・パン」とは?
第1回となる2007年から、2年に1度、世界28の国・地域に会員を持つアンバサドゥール・デュ・パンの代表チームが、その技術などを競い合う世界最高レベルの製パンコンクールの1つです。
若手育成を目的として、選手(25歳以上)とアシスタント(22歳以下)が2名1組となり、これにコーチ1名を加えた3名の代表チームで競技を行うのが特徴で、日常パン・健康と栄養パン・ヴィエノワズリー・飾りパンなど複数のジャンルにおいてその技術力を競います。
コンクール前日に1時間、コンクール当日に8時間の準備時間が与えられ、その時間内に複数種類の決められたパン (日常パン・健康と栄養パン・ヴィエノワズリー・飾りパンなど)を作成し、その技術を競います。
また、この翌年にはモンディアル・デュ・パンで上位に入賞した6チームが、フランス以外の国・地域において世界一の座を競う国際コンクール「ベスト・オブ・モンデュアル・デュ・パン」も開催されます。
モンディアル・デュ ・パンの概要
【名称】
モンディアル・デュ・パン/Mondial du Pain
【コンクールのコンセプト】
- 最高レベルの製パン技術を競うことで、国際的なパン職人の地位向上を図る。
- 22歳以下のアシスタントが代表選手と共に競技に挑むことで、若手パン職人の意識向上を図る。
- 栄養価の高いパンの知識や健康に良いパンの知識を国際的に向上させる。
- 世界中の原材料と製パン機器の知識を共有する。
【開催地】
フランス
【課題】
「世界のパン部門」
「デニッシュペストリー部門」
「サンドイッチ部門」
「芸術的作品」
【ルール】
コンクール前日に1時間、コンクール当日に8時間の準備時間が与えられ、その時間内に上記4種類の作品を作成する。
【第1回開催年】
2007年
【チーム構成】
各国代表は下記のチームメンバーにより構成される。
- 世界大会開催時点で25歳以上で、代表国出身であり、5年以上の経験があるパン職人
- 世界大会開催時点で22歳以下のアシスタント